クラウドファンディング利用者の口コミ│メリット・デメリットまとめ
クラウドファンディング利用者の口コミ│メリット・デメリットまとめ

まだまだ投資家の数が十分に多いとは言えないクラウドファンディングですが、それでも少しずつネット上では利用者の声を確認できるようになってきました。
これまでクラウドファンディングでは目立ったデフォルト案件などは発生していませんので、ほとんどの投資家が負け知らずで利益を増やしている真っ最中です。
そのため、口コミもやや甘めのものが多いのですが、今回はデメリットにまで言及している口コミや体験談を中心に集めてみましたよ。
目次
不動産ローンファンド利用者の口コミ

現在のクラウドファンディング案件の中で最も数が多いのがこの不動産ローンタイプです。内容としては不動産開発事業者への融資となっていて、融資を行うプロジェクトで建設される物件が担保設定されるケースが多いようです。
投資家にしても資金調達する事業者からしても、双方にメリットが大きく今後も高い人気を獲得し続けるタイプと言えそうです。
実績のある不動産投資がやっぱり一番です!(30代・男性)
安全志向の私はやっぱり不動産事業者向けのファンドが一番安心感を感じいます。なんたって実績が豊富ですからね。私は「maneo」という運営会社を利用しているんですが、利回りはだいたい5%くらいとあまり高くはないものの、これまで一度も失敗はありませんし、正直あまり深く考えなくても資金を投入すれば気づけば儲かっている…そんな感じです。この緩さがクラウドファンディングの一番の良さじゃないでしょうか(笑)担保付きにこだわるなら不動産型ですね(40代・男性)
不動産型の案件をチョイスする理由ってやっぱり担保付きに対する安心感だと思うんですよね。実際、銀行だってお金を融資する時にフリーローンは金利が高いけど住宅ローンなら金利は低いじゃないですか?あれって担保設定がしっかり出来るからですよね。だから我々一般投資家だって、資金の出し先が不動産事業主であれば信頼度が高いと考えて当然だと思います。確かに利回りは他のタイプと比べてちょっと劣りますけど、毎日何の心配いらずに過ごしていられるというのは精神衛生上素晴らしいと思いますね。動産ローンファンド利用者の口コミ

不動産タイプよりも数は少なくなりますが、今後案件数の増加が見込まれるタイプのクラウドファンディングです。動産ローンファンドでは、小売業や卸売業など、一般的な消費財を販売する企業に対して融資が行われます。
不動産型に比べて担保設定の面で弱くなりますが、投資期間が短く、コンパクトに取り回せるというメリットもありますね。
初めての動産ファンドでしたが問題無し!(50代・男性)
私が投資したのは商業施設の一部としてオープンする小売業への融資や、生鮮卸売会社の事業資金としての融資でした。馴染みのある分野ではなかったのですが、たまには不動産意外の分野にも資金を出してみようと考えたのです。結果としてはもちろん大成功で、目標通りの金利収益を手に入れました。やはりクラウドファンディング運営会社自体に対する信頼度が重要ですね。不動産型に比べるとちょっと不安要素もあります(20代・女性)
これまで不動産型にも動産型にも相当な数の投資を行ってきました。感想としてはやはり不動産型に比べて動産型は不安要素が若干多くなりますね。やはり担保となる不動産が設定できないのは大きいと思います。私は案件のスキーム説明によく目を透し、融資先事業者の事業内容や、対象となるプロジェクトの進行具合をチェックしてから投資するかどうかを判断しています。もちろん素人の考えですから完璧に正しい判断が出来ているのかはわかりませんが、いずれにせよ大きな金額を一つの案件に投じることは絶対にしませんね。中小企業支援ファンド利用者の口コミ

業種を問わず、中小企業やベンチャー企業に対して融資が行われるファンドです。事業内容を確認できない場合も多く、間に入っているクラウドファンディング運営会社の審査力を信じなければなりません。
やや利回りが高く設定される事が多いのですが、リスクもある程度高いことを認識するとともに、そもそもの利用するクラウドファンディング運営会社の選定が鍵になりますね。
社会貢献出来る点が嬉しいですね(60代・男性)
私は中小企業支援型のファンド以外にも不動産型や海外向けなどいろいろなクラウドファンディングに資金を出しています。他にも株式や外貨も持っていますし投資信託も数本保有しています。つまり、投資であれば何でも手を出しているわけですが、この中小企業支援ファンドだけはその目的が私の中で違っているんです。
投資が失敗に終わったり儲けがなくなってしまうのはもちろん避けたいのですが、それ以上に「社会貢献している」という意識が強いんですね。このタイプのファンドに対しては。やはり、世の中の中小企業が元気なければ活気は生まれません。しかし、資金繰りが常に厳しいのが中小企業だとも思います。本当に実力があり、将来有望な企業に個人がお金を融通できる。これは素晴らしい仕組みだと思って日頃取り組んでいますよ。
投資型クラウドファンディング普及前の練習かな(30代・男性)
私はこれから本格化するであろう投資型クラウドファンディングにとても興味を持っています。そこで中小企業やベンチャー企業に対する見極めの練習として、現在中小企業支援型のローンファンドを利用させてもらっています。私の場合金額はだいたい5万円から高くても10万円程。これ以上のお金はなかなか出せませんが適度な緊張感でしっかり収益を手に入れてますよ。投資型になると少し収益にブレが生まれそうですが、長い目で見て無理さえしなければかなりの額を稼がせてもらえるのではないでしょうか。
クラウドファンディング業界でも絶対的な信頼感のSBIソーシャルレンディング。特徴や口コミ評判から口座開設、投資手順までを紹介しています。
海外向けファンド利用者の口コミ

日本国内向けのファンドだけでは飽き足らない!そんな少しハイレベルな投資家に向いているのが海外向けのクラウドファンディングです。主にインフラ整備や小口債務者支援、などが資金の使用使途となります。
海外向けファンドでは日本国内の投資家はあまり情報を得ることができず、不安感が強い点がデメリットと言えます。海外向けファンドがもっともっと活況となるには、クラウドファンディング運営会社がいかに適切で詳細な情報を公開できるかがポイントとなるでしょう。
投資するまで相当悩みました…(40代・女性)
常に新しい投資対象を求める。これが私の投資に対するスタンスです。今まで株から始まってバイナリーオプションまで様々な金融商品を扱ってきました。良い思いをしたこともありますし、ひどい目に遭ったことももちろんあります。
クラウドファンディングに関心を持ち、資金を投じ始めてからはとても安定的に稼がせて頂いていたのですが、やはり自分の知らない分野にも進出しようと考え海外向け融資のクラウドファンディングにチャレンジしてみたのです。
ただ、とにかく案件の選定には気を使いました。あまりにも情報量が少なかったので…。いろいろ調べてみましたが、海外向けファンドに関する情報量は運営会社によって相当差があるようです。海外向けファンドに興味がある人は、口座開設前にじっくり案件の内容がどこまで開示されているかを確認した方が良いですよ。
一番ロマンを感じるかも?(50代・男性)
人からは「ふざけるな!」なんて怒られちゃうかもしれませんが、個人的には海外向けファンドにはとてもロマンを感じますし、それが私がこのタイプのファンドにお金を出す一番の理由となっています。
だって、私の出したお金が、遠い国の道路や発電所の建設費用になり、現地の人たちの暮らしが豊かになるんですよ?これってすごいロマンを感じませんか?ちなみにこれまでクラウドファンディングで損をしたことは一度もありません。しっかり利益を得られるわけですから凄いと思います。
投資型クラウドファンディングの口コミはまだまだ少ない
ここまでは主に融資型(貸付型)のクラウドファンディングの口コミや体験談についてまとめてみました。
本来であれば、今後大きな期待の掛かる投資型クラウドファンディングについても口コミを集めてみたいところですが、残念ながら日本では解禁となってからまだ日が浅いため、あまり多くの口コミを見つけることはできませんでした。
投資型クラウドファンディングは安全?

一般論としては投資型クラウドファンディングの方が融資型よりはリスクが高くなる傾向になると考えられます。
融資型はとにかく融資先に返済能力さえあれば成功となりますが、投資型の場合は対象企業やプロジェクトがある程度の規模の成功を収めてくれなければ受け取った株式に価値が生まれませんし配当金も望めません。
もちろんその一方で、融資型ではあり得ないような大きな利益が手に入る可能性もありますし、リスクは高くなっても期待値が悪化するわけではないので心配はしないでくださいね。
口コミから見えてくるメリットとデメリット
これまでたくさんの口コミを見てきましたが、タイプ別に見てそれぞれ特徴があるようですね。
不動産事業ローンはやはり抜群の安定感があります。当然のことながらリスクの高低と利回りの高低はある程度比例するようです。バランス良く投資すればローリスク・ミドルリターンが実現できそうです。
初心者に海外向けファンドは無理?

正直に言わせて頂くと、あまりオススメはできません。案件のリスクを計るためにはクラウドファンディング運営会社の公式サイトに記載されているスキーム概要や商品説明を隅から隅まで読みこなさなければならないからです。
海外向けの場合、そもそも現地に関する一般的な情報すらあまり手に入らないことが多いのですから、初心者の場合はまずは国内向けのファンドからチャレンジする方が間違いなく無難と言えますね。それでもどうしてもやってみたいという方は、政情が安定している先進国を対象としたものに限定すべきでしょう。