データからしか見えない相場!今後期待される将来性のある銘柄
データからしか見えない相場!今後期待される将来性のある銘柄

投資家からの熱視線をあびているクラウドファンディング。低リスク、高金利で個人の小口投資を可能にしたのはもちろんですが、投資対象となる商品銘柄のすそ野の広さも特筆すべきものがあります。
海外ではもちろん、国内でも続々と新規業者が投資分野のクラウドファンディングに参入し、新しい銘柄の運用資金を集めています。
目次
現在の主流は不動産型投資
とはいえまだまだ主流は低リスクの代名詞、不動産型投資です。
金利は決して高くないとはいえ、リスクの低さ、運用期間など、ポートフォリオの中心に据え置くにはベストです。国内でも大手と言われるクラウドファンディング業者でも盤石の不動産商品をメインに押し出しています。
クラウドファンディングにおける不動産型投資

これまでの不動産投資は初期の資金が少なくとも数百万円必要で、なかなか一般人に手を出せるものではない、というものでした。これを個人が小口で投資できる仕組みを作ったのがクラウドファンディング。1万円あれば不動産投資を始められる時代になったのです。
不動産型投資の特徴は、リスクが低く、値動きなどを機にすることがないという点です。投資したらそれきり放置、あとは尻尾を振って分配を待つだけです。
ただ、期間を全うせずに途中で終了するケースは起こりえます。繰上償還と言いますが、この場合、償還日に計算される償還価格で投資金額に応じた金額が投資家に支払われることになります。
また、不動産型はかなり人気があります。募集開始してすぐに満額、なんてこともあるので、口座への入金、決断は早めに行いましょう。

クラウドファンディングの優良銘柄は不動産一択と思っていませんか?そうではありません。ここでは近年人気急上昇中の3商品をご紹介します。
新規参入業者が新ジャンルを開拓
不動産型投資がまだまだ主流なのは先述の通りなのですが、クラウドファンディングの投資銘柄は日を追うごとに増加しています。いろんな投資家のニーズに応えるようにクラウドファンディングも発展しているのです。
ハイリターンな海外ローンファンド

例えば、「海外とつながる投資」というキャッチコピーを打ち出すクラウドクレジットは、海外の業者と提携し、海外のローンファンドへの小口投資を打ち出しています。
特徴は何と言っても金利が高いこと。10%越えはもはや当然です。もちろん相応のリスクはありますし、為替も影響します。投資先の国の治安や経済状況を自ら調べなければなりません。しかし、それをさせる程の魅力があるのも確かです。盤石の不動産とまさに正反対をいく投資銘柄ですが、こちらも人気がふつふつと出てきています。
代替エネルギーファンド

太陽光や風力発電など、代替エネルギーのファンドも続々と出ています。これまでもあったファンドではありますが、例えばクラウドバンクなんかは短期間で運用、高金利銘柄を提供しています。
クラウドバンクは日立コンサルティングとパートナー提携を結んでいるため、好条件の代替エネルギーファンドを次々と打ち出せるのですね。
作ったエネルギーの買い取り価は「再生エネルギー固定価格買取制度」によって固定されており、この間、エネルギーの買い取り価格が下がらないため、事業者の収益は安定します。現在、固定期間は20年ですので、この間は収益が不安定にはなりません。
リスクは発電システムが悪天候や災害などによって破損することです。一応保険はかけてありますが、もちろん保証以上に破損する可能性もあります。
今あげた2つのファンドもそうですが、クラウドファンディングの過去のデータを見ると、新規業者が参入するにつれ、投資対象の銘柄は増加しています。中小企業支援ファンドもだんだんメジャーになってきましたし、さらに高金利、低リスクの投資スキームが整うのも割と近い未来かもしれません。
ふるさと納税などの地域貢献型が増加か
ふるさと納税という言葉が広がり、地方も特産品の広告をさらに打ち出している昨今、ガバメントクラウドファンディングと呼ばれる政府や自治体が行うクラウドファンディングが注目を集め始めています。
投資というと少しズレるかもしれまえんが、継続的にリターンをもらえる商品もあり、かなり魅力的なんです。
ふるさと納税とガバメントクラウドファンディングの違い

お金を払い、その地域の特産品や開発商品を受け取るという仕組みに違いはありませんが、この2つはどう違うのでしょうか?
・ふるさと納税
自治体へ寄附を行うことで、お礼の品としてその地域の食べ物や工芸品などの特産品を受け取ることができる仕組みです。また、その寄付金が翌年の住民税から控除されます。
つまり、本来納めるはずの税金で特産品が受け取れるというおいしいサービスなんです。
・ガバメントクラウドファンディング
住民税などの控除はないが、出資に応じたリターンがもらえます。ガバメントクラウドファンディングでは、すべての寄附がふるさと納税の対象となります。返礼品(ギフト)として特産物などが手元に届きますが、従来のふるさと納税よりも「応援」としての側面が強いことが特徴です。
ガバメントクラウドファンディング・ふるさと納税のこれから
もとは地域の支援が名目だったはずのガバメントクラウドファンディングですが、やはり還元率や返礼品の質で人気が左右されます。
15年度のふるさと納税を通じた資金調達金額の上位の自治体は、返礼品の還元率や換金性が高いことが特徴だったように、そこに「地域支援」はもはや建前を残すのみ、といった具合ですね。
還元率が高いということは、それだけ返礼品を提供する事業者にお金が流れているということです。これでは自治体が税収として使えるお金はほとんど残らないんです。もちろんお金が回るという経済効果はプラス要素なので一概にどうとは言えません。
ガバメントクラウドファンディングの現状

もとは災害や財政難な自治体の支援だったガバメントクラウドファンディングですが、ありがちなプロジェクトでは人の目を引けなくなってしまっています。
いかにユニークか、希少か、という点にどうしても仕向けてしまいます。このユニークを競うとうなプロジェクトの発案は、寄付する側にとってはメリットだらけに感じますが、問題が皆無、というわけではありません。
自治体にお金が結局少額しか入ってこない、近隣地域での分別ない特産品の取り合いも生じています。
もちろん懸念はあるものの、インターネットで全国の人たちに応援してもらい地域の魅力発掘につなげることこそが、ふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングの意義であります。
自治体にとってメリットの好きないユニークの競争を避けるためには、出資者も安易に面白いプロジェクトに寄付するだけでなく、きちんと意義を認識した上での活用を心がけたいものです。
今後期待される銘柄

今後さらに大きく広まるであろう銘柄として、海外向けローンファンド、代替エネルギーファンド、ガバメントクラウドファンディング・ふるさと納税を取り上げましたが。まだまだ画期的なクラウドファンディングは登場してくるでしょう。
投資のハードルを一気に下げたクラウドファンディングに、これからも目が離せません。