失敗してしまう投資商品の共通点|見直すべき3つのポイント
失敗してしまう投資商品の共通点|見直すべき3つのポイント

クラウドファウンディングでは運悪く案件が不成立になることがあります。今回は不成立になる場合について考察してみたいと思います。
目次
クラウドファンディング最低成立金額が設定されている
クラウドファウンディングはたくさんの人から少額ずつお金を集めて大きな金額の案件を実現させるという性質上、最低〇〇円集まらない場合、案件が不成立となる場合があります。この金額を「最低成立金額」と言います。
最低成立金額は案件によって様々で、業者によって一律100万円としている場合もあれば、販売金額の半分ほどの額の場合もあります。また業者によっては公表していない場合もあります。
最低成立金額に達しなかったらどうなるの?

最低成立金額に達しなかった場合、投資資金は投資家のもとに返却されます。返却といっても投資家の銀行口座に振り込まれるのではなく、クラウドファウンディング内の口座に投資可能資金として内部保留されます。
そのため、同じ会社内で魅力的な案件が他にあれば、そちらに再度投資することは可能です。いちいちまた振込手数料を支払って申し込みをしなくてもいいので手軽ですね。もちろん、指定の銀行に資金を振り込んでもらうことも可能です。
不成立案件は頻繁にあるの?

筆者が実際に投資している案件は利回りがなるべくいい案件を選んでいるためか、案件の募集開始時間から1時間ほどで満額成立となります。そのため、取り扱っている会社の過去の実績を見ても不成立になった案件がありません。
とはいえ、不成立となるケースはほとんどなく、どんな案件でもスタートはする場合がほとんどです。
どちらかと言えば、不成立の心配より人気案件にいち早く参加することを心がけましょう。
損失にならない?失敗する投資の共通点と業者の対応
クラウドファンディングで万が一貸し倒れ等のトラブルが起きた場合、それはもちろん投資家の損失になります。
クラウドファウンディングにおいてちょっとわかりにくいのが「案件の不成立」だと思います。資金が思ったより集まらず、案件の運用が開始出来なかった場合を指します。
この場合、貸し倒れではないので投資家に全額投資資金は返却されます。従って案件が不成立になっても投資資金が減ることはありません。
失敗する投資の共通点はバランスの悪さ

クラウドファンディングは数年前にサービスを終了した個人向けローンでしか貸し倒れを起こしていません。
現状存在する案件は決してハイリスクではありませんが、失敗する投資家は我武者羅に高利回りの案件を狙うという共通点があります。結果は想像の通り、1度の損失で大赤字です。
もちろん逆も然りです。
安定、低リスクを求めすぎて、雀の涙程しか利益を得られない、なんてこともあります。失敗をどう定義するかは人それぞれですが、投資をする以上、一定以上の利益を生み出したいものですよね。
対応は会社により様々

不成立になった場合は自動送信のメールが投資家あてに送信される場合がほとんどのようです。メールなどの通知はなく、投資家が自分で状況を確認するというスタンスの業者もあるようですが。
クラウドファウンディングはお金を扱っている割には、顧客への連携が少し薄い部分があります。
やはり、大手の銀行や証券会社とは少し雰囲気が異なります。定期的に自分の投資案件の状況をチェックすることを忘れないようにしないと、もしかすると気が付いたら投資が成立していなかった、というような事態もあるかもしれません。
その投資、大丈夫?見直すべき3つのポイント
色々クラウドファウンディングの勉強をしてみたけど、いまいち案件の選び方がわからない。そう思っている方もいるかもしれません。
まだ投資に慣れていない方にしてみれば、何も知らない状態でたくさんの案件の中から自分に最適な案件を選ぶのは難しいと感じるでしょう。
そこで、実際に投資する際に気にかけるべき4つのポイントをまとめてみました。参考にしてみてください。
1、運用実績があること

まずは業者の実績です。「投資総額〇〇億円突破!」とメインページにデカデカと記載されている会社もあります。運用実績をチェックするときに見る内容は以下3点です。
・過去の案件の運用実績
→完済しているか、遅延はないか、早期終了は頻発していないか
・類似案件の運用実績
・運用期間
この3つくらいをチェックしておけばある程度会社の実績が分かると思います。逆に、運用実績を載せていない会社があれば避けた方が良いです。仮に今後投資をしても情報開示が遅く、投資家にメリットがない可能性があります。
2、案件に投資家からの人気があるか

例えば会社のホームページでは以下の事をチェックして投資家がどのくらい案件に興味を持っているかを調べます。
・直近の成立した案件が申し込みからどのくらいの期間で成立したのか
・成立した案件はどのくらい満額成立しているか
クラウドファンディングは利回りがよく低リスクなので投資家からどんどん人気が出ています。信頼ある業者の募集は比較的すぐに埋まってしまうんです。3、高い利回りが期待できること

代表的なクラウドファンディング業者の案件では、海外向けローンファンドがいずれも高利回りを実現しています。もちろんハイリスクです。投資の中心に据え置くのではなく、あくまでの1つの飛び道具、スパイスとしてならば十分有効な手段でしょう。
堅実に投資をするのもいいですが、やはり夢を持ちたいものですね。
まとめ

投資をする上で慎重に見直すポイントを挙げてみました。投資には自分なりのルールを作成することが必要ですが、初心者のうちは何もわからなくて、口座を開設するのがやっとだったりしますよね。
まずは自分の持っている10万円を10万5千円に増やしてみてください。クラウドファウンディングなら、それはたやすいことです。