
インターネットを通じて小口の資金を募り、ベンチャー企業などに貸し出す「ソーシャルレンディング」。2016年度末時点の主要各社の取扱残高は約700億円と前年度から倍増し、今年度は1千億円を超える見込みです。
銀行では融資を突っぱねられるベンチャー企業が殺到し、同時に高利回りに引かれる投資家も着々と集まっています。
ようやく浸透したともいえる現状ですが、見えてきた問題点も点在します。
今回は、現時点のソーシャルレンディングを取り巻く環境を整理して見てみましょう。
目次
サービス業者増加、高金利は維持される

ここ3年、業者数は14年度は6社だったが15年度は10社に、16年度は20社に倍増しています。
創業間もなく信用力の乏しいベンチャーは銀行から門前払いを食らうことも多いうえ、仮に融資を受けようとしても過去の決算書類などの審査に通常数カ月程度かかるケースが多く運転資金が間に合いません。ここで受け皿になっているのがソーシャルレンディング。簡易な審査で短期間でお金を借りられるのが魅力です。
こういった、小さな企業の小さな声を拾い上げ拡散できるのがネットを利用した金融(フィンテック)の強み。現代のニーズにもマッチしており、今後もサービス業者並びに投資家は拡大し続けるでしょう。
もちろん、1番の利点は投資者にあります。
ソーシャルレンディングの16年度の平均利回りは年8%ほどとゼロ金利下では考えられないほどの高利。貸し倒れの発生も、個人向けローンを廃止した13年以降は起きておらず、まさに低リスク、ミドル~ハイリターンの投資商材として、かなりの好成績を残しています。
一方、問題点も

一方で改善されない問題点もあります。
貸し手から融資先企業の実情が見えづらいという点は、長年言い続けられていることであります。
業者は消費者金融などと同じく貸金業法の適用など受け、金融庁の監督下にあるのですが、この法によって業者は貸付先の企業名を公表できないのです。
投資斡旋の政治の性格上、この法律は緩和が期待されたのですが、現状なにもすすんでいません。
投資先の詳細を知り得ないまま投資を行うということなので、投資家にとっては当然不安ですよね?
ここで大切なのが、業者を見極める目です。
業者の見極め!優良業者はココ!
投資家は融資先の詳細を知ることができない上で、業者が信用できるかどうかが唯一の判断材料になります。
ここ最近、誇大広告や担保をごまかして行政処分を受けたみんなのクレジット、表記の間違いで指導されたクラウドバンクなど、信頼に関するバッドニュースが噴出しています。
ここで信用を見極めるには、以下の点が参考になります。
1.業者の実績
2.業務提携や筆頭株主企業の存在
3.サポートやユーザーケアの充実度
以上の1~3から割り出される絶対におすすめできる業者を当サイトが挙げるならば以下となります。
クラウドクレジット

クラウドクレジットは2の業務提携や筆頭株主企業の存在の点安心です。伊藤忠商事をはじめ、名だたる企業と業務提携をしており、つまりは企業視点で最も優れた業者と言えるでしょう。
金利も業界最高水準で、10%を超えるファンドがそろっています。
なんと全ファンド1万円から投資可能で、初心者にも易しい業者です。とにかく投資で利益を得たい、信用のおける業者をえらびたいならクラウドクレジットは間違いありません。
ソーシャルレンディングをやりたいけどどこを使えば分からないという方は、とりあえずクラウドクレジットは使うべきです。
オーナーズブック
国内不動産に特化し、業界最低リスクを提唱するオーナーズブック。不動産のプロが目利きする超優良ファンドで人気の業者です。
投資も1万円から可能で、初心者のスタンダード業者として確固たる地位を築いています。
堅実運用な業者です。ポートフォリオの中核をもなすでしょう。
SBIソーシャルレンディング

SBIグループが運営、国内最古参業者という時点で1の業者の実績は完璧です。揺るぎない大手業者です。
ただし、利回りが2%~5%と低いのが欠点です。平均8%を数えるソーシャルレンディングにおいは低水準です。当然その分リスクは低いので、堅実に運用ならここです!

クラウドファンディング業界でも絶対的な信頼感のSBIソーシャルレンディング。特徴や口コミ評判から口座開設、投資手順までを紹介しています。
maneo

国内最大手業者としてもっとも有名なmaneo。当然利用している投資家も多く、安心して利用できます。
maneoだけでなく、maneoグループが運営する別業者もかなり多く、このmaneoグループが国内市場の約半数を占めます。