Indiegogoはトラブル多い?過去にあった詐欺事例

キックスターターと対を成す巨大クラウドファンディングに「indiegogo」があります。キックスターターより若干早めにスタートしたクラウドファンディングですが、キックスターターと違いプロジェクトの成功率は高くありません。
キックスターターとの違いがどこにあるのかを確認してみましょう。
目次
indiegogoの仕組み

indiegogoとキックスターターの最大の違いは審査の有無と言ってもいいかもしれません。カテゴリーによっても違いは見られますが、審査が無いため申請に必要なものさえ揃えることが出来れば誰でもプロジェクトの出資を募ることが出来ます。その為、キックスターターと違いプロジェクトの質については低いものも多く見られるます。
それを裏付けるようにindiegogoのプロジェクト成功率は2割程度となっています。
何かあっても返金は無いと思ったほうがいい
プロジェクトの失敗も多いので、返金も多いと思われがちですが実はそうでもありません。indiegogoのプロジェクトには資金の調達方法が 「Fixed funding」 と 「Flexible funding」 の2種類あり、何かあった際の対応もそれによって変わります。
Fixed funding
Fixed fundingとは、期間内に目標額を達成できなかった場合は出資金は出資者に全て返還されるという形式です。
誠意あるプロジェクトの運営者やプロジェクトに自信をもつ運営者であればこちらで出資を募るでしょう。kickstarterや国内のクラウドファンディングではこの形式が一般的です。
Flexible funding
Flexible fundingの形式は、目標額の達成に関係なく、期間内に集まった資金は全て起案者のものになります。 全体のプロジェクトの9割以上がFlexibleタイプとなっているので、返金はまずないと思ったほうがいいでしょう。
indiegogoで詐欺まがいの事案が頻発するのは、この形式が多いからなんです。
クラウドファンディングではこの形式は少数派ですが、indiegogoではスタンダードです。気をつけましょう。
キャンセルは面倒

ではこのプロジェクト危ないかも?と思ったらキャンセルすれば良いと思うかもしれません。出資締め切りの前日になって資金がほとんど集まっていないなら誰しも考えることです。
しかし、indiegogoでのキャンセル方法は何故かメールでのキャンセルとなります。これほど自動化されているにもかかわらずなぜかここだけメールです。しかも、締め切りの2日前までに送る必要があり不慣れな場合やタイミングによっては不備で受け付けて貰えないこともあります。
プロジェクトの締切日を把握している人はどれだけいるでしょう。2日前にきちんとメールでキャンセルすることは言うほど簡単ではありません。
投資には細心の注意を
キックスターターとは異なる部分がたくさんありますが、審査を経由しないため多様なプロジェクトが出ているのが特徴です。
思いがけない出会いを見つけたいときはキックスターターよりはindiegogoの方がいいかもしれませんが、投資・購入には締切日の把握、きちんと成功するかを見極めるなど、注意が必要です。
他の種類のクラウドファンディングでもトラブルはあるの?

クラウドファンディングはIndiegogoやkickstarterのような「購入型」以外にも、「投資型」と呼ばれる種類があります。

投資型は、文字通り投資して金銭の配当を受け取れるのですが、特徴は少額での投資ができるということ。
これまで富裕層しか手を出せなかった不動産投資やマンション投資、太陽光や再生エネルギー投資が1万円からできるという点です。
別名ソーシャルレンディングとも呼ばれ、フィンテックの代表的な仕組みとして、また新しいテクノロジーとして世界中を席巻しています。
購入型と違い、トラブルがかなり少ないのも魅力です。
国内では特に過去3年は貸し倒れが起きていません。ほとんどすべての投資家が損を被っていないという輝かしい実績があります。
テクノロジーやガジェットが好きな新しい物好き投資家からの信頼も厚く、ネットの最先端な投資家の中では、株式投資や信託、FX等を抑えて、スタンダードな投資、フィンテックの代表例としての地位をとっくに築いています。
時代に置いて行かれる前に、クラウドファンディングで投資を始めましょう。先述の通り、1万円から投資できます。投資といっても敷居が全く高くないのです。
日本のフィンテックを引っ張っるであろうクラウドファンディング、CAMPFIREも投資型への参入を予定してます。もう耳の早い人たちは始めているんです。
デジタルな社会に生きる今、新しいもの好きという性格は非常に武器になります。これからは情弱は損する時代でしょう。購入型クラウドファンディングに興味があるあなたはきっと「新しいもの好き」ですよね?
これまではお堅い雰囲気のあった投資というものも、投資型クラウドファンディングの台頭でイメージが変わりつつありますし、いろんな業者が投資の敷居を下げようと必死に投資家にメリットを与えている時期なのです。
あなたも新しいもの好きであるからには、フィンテックを利用しないのはもったいないです。クラウドファンディングで投資している。-これはすぐに一般化するでしょう。乗り遅れたら恥ずかしいかもしれません。