安定安心の最大手maneoで延滞発生!延滞の詳細情報は?

国内ソーシャルレンディング最大手のmaneoで返済の延滞は発生しました。今後の分配金はどうなるのか、元本割れはあり得るのでしょうか?
maneo延滞発生ファンド
延滞が発生しているのはファンドIDが5195、5197、5220の3ファンドです。
融資案件の概要
- 案件ID 5195
- 貸付実行日 2015年11月6日
- 融資金額 35,000,000円
- 最終返済日 2018年11月28日
- URL https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=280
- 残高 22,689,544円
- 案件ID 5197
- 貸付実行日 2015年11月6日
- 融資金額 22,258,152円
- 最終返済日 2018年11月28日
- URL https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=281
- 残高 14,429,337円
- 案件ID 5220
- 貸付実行日 2015年11月11日
- 融資金額 12,740,000円
- 最終返済日 2018年11月28日
- URL https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=291
- 残高 8,227,813円
本件融資は同一の債務者に対するもので、「maneo」において「事業性資金支援ローンファンド」として募集いたしました。 36回での分割返済の約定で融資を実行し、債務者より2017年2月28日まで15回の返済を受けてきました。
このファンド、募集当初は2次募集までだったのですが2次募集で3500万円集まらなかったので3次募集までしたようです。
案件の説明にはありませんが、別途1社2名との連帯保証契約および保有不動産に対する第2順位での根抵当権設定契約を締結という保証と担保がついていたようです。
全額担保できるとは言い難いため告知していなかったとのことですが、この保証と担保での回収はあまり期待はできないでしょう。
今後の回収の見込み
maneoは延滞のお知らせの中で、以下のように表明しています。
状況把握に努めておりますが、現時点では回収については不明の状況です。 今後、あらゆる手段で回収を試みます。
maneoでは過去に投資家の知らないところでは延滞が発生したことがあり、証券取引等監視委員会から指摘を受けてその事実を公表。その時は保証会社などを通して完済されました。
やはり事業支援融資ファンドは事業の浮き沈みによってこういったことが起こり得るというリスクがあることが表面化しましたね。最大手のmaneoでさえもです。
投資先は不動産か再生エネルギーが安心か
となると、投資先に選ぶべきファンドは不動産が安泰でしょう。大きな災害でも起きない限り浮き沈みしにくいからです。
ソーシャルレンディングでも、国内不動産に特化しているオーナーズブックやラッキーバンクが着々と人気を集めていることも事実です。
当サイト運営の筆者も、ソーシャルレンディングにおいては不動産ファンドがなんと8割を占めています。
また、再生エネルギーもここ最近は勢いを増しています。クラウドバンクはもはや業界でもかなりの大手になりましたし、グリーンインフラレンディングは新参ですが、飛ぶ鳥を落とす勢いです。
太陽光投資がソーシャルレンディング以外の投資分野でも注目を集めているように、まだまだソーシャルレンディングにおける太陽光ファンドは伸びていくと見てまちがいないでしょう。
延滞は起こり得る
ソーシャルレンディングにおいて頻度は多くありませんが延滞は起こり得ます。その場合、ほとんどは運営業者のリスクヘッジスキームによって補完されます。元本割れはそう発生しないでしょう。
おそらく今回も大手maneoですのでどうにかして無事対処するものと思われます。
この件の進捗についてもこちらで随時掲載していきます。