【ソーシャルレンディングサミットレポート】初の大規模サミットが占う未来

【ソーシャルレンディングサミットレポート】初の大規模サミットが占う未来

3月8日、クラウドポートが六本木の東京ミッドタウンで開催したソーシャルレンディングサミット。

国内の主要業者が一堂に会する初の大規模サミットとしてかねてより注目されていましたが、その内容はどんなものだったのでしょう?

当サイトの運営者が参加してきましたので、その内容を細かくお伝えできればと思います。

サミット概要・スケジュール

サミットは投資家を対象としており、各業者の特徴、ソーシャルレンディングの課題や今後の展望がメインのテーマでした。

冒頭で、まずはクラウドポート藤田氏が業界の現状や仕組みについて説明します。

ソーシャルレディング市場が拡大している理由

特にここ数か月、ソーシャルレンディングの市場規模が拡大しています。それは各業者の新規登録、アクティブユーザー数の増加に表れており、業界全体が実感しているところです。

理由は、実店舗がないこと等による低コスト運営、そして何より企業への高金利での貸し付けが挙げられます。

銀行融資が1〜3%で貸し付けるのに対し、ソーシャルレンディングは10〜14%で貸し付けています。なぜそんな高金利でもソーシャルレンディングを利用して資金調達する企業がが多いかというと、審査が銀行に比べて易しいからなんです。

もちろん投資家に損させるわけにはいかないので、きちんと返済できる企業の選定は行っているのですが、銀行の貸し渋りが年々顕著になっていくなか、金利が高くても確実に資金を調達できるソーシャルレンディングは需要増、という訳です。

また、投資家の立場としても、ソーシャルレンディングが優れているという説明もありました。

ソーシャルレンディングは基本的に投資経験者と投資初心者で差が付くといったことがありません。加えて、貸し倒れ発生率0というローリスクが追い風となり、投資初心者がソーシャルレンディングを利用するケースが増えているとのこと。

ソーシャルレンディングに向いている人:

  • ・安定的にコツコツ資産を増やしたい人
  • ・忙しくて資産運用に手間をかけられない人
  • ・投資経験が少ない、もしくはない人
  • ・少額から投資を始めたい人

各業者、5分間のプレゼン内容です。

各業者の登壇者は以下の通りです。

maneo取締役 安達義夫 氏
クラウドクレジット代表取締役 杉山智行 氏
オーナーズブック代表取締役社長 岩野達史氏
ラッキーバンク代表取締役社長 田中翔平 氏
TATERU FUNDING執行役員 村上哲也 氏
CAMPFIRE代表取締役 家入一真 氏
クラウドポート代表取締役 藤田雄一郎 氏

maneo

業界最大手のmaneo。アクティブユーザーが約1万人と、圧倒的な数字をアピール。最古株ならではの信用と実績がやはり目を引きました。

クラウドクレジット

海外への投資でとにかくハイリターンを実現しているクラウドクレジット。ユーザーの3分の2が為替ヘッジ有の円建てで投資を行っているようです。ハイリターンに付きまとうハイリスクも、きちんと開示・可視化することでユーザーに納得してもらっているというクラウドクレジット。他業者にはない特徴が人気を集めているようです。

海外投資のフロンティアは無数になるため、クラウドクレジットの高金利商品はまだまだ勢力を増していくでしょう。

オーナーズブック

エクイティ型に特化し、とにかく堅実な運用を強調するオーナーズブック。他と比べ若干利回りは低い(それでも5〜7%)ですが、不動産のプロが運営し、10戦10勝をモットーにしているように、とにかくローリスクがウリです。

個人的に、初めてソーシャルレンディングをやるという方はオーナーズブックがいいのでは、という印象を強く受けました。不動産のプロがしっかりとリスクヘッジに関わっているのは心強いですね。

ラッキーバンク

ファンドの募集開始からものの数分で完売を繰り返すラッキーバンク。急成長株として他業者も一目置く存在です。

プレゼンではその子会社に関しての説明が主でした。

昨年にLBIリアルティという子会社を設立し、より簡略化したスキームでファンドを回そうとする試みも好印象です。1月の金融庁の検査が入ったことも話題になりましたが、それについても後ほど説明していました。

TATERU FUNDING

不動産経営のTATERUのクラウドファンディング事業、TATERU FUNDING。優先、劣後といったしっかりとした元本保証制度を前面に押し出し、安定的な資産運用を謳っていました。

こちらも数分で満額成立を繰り返す業者です。まだ実績は浅いですが、今後も主格となる業者でしょう。

CAMPFIRE

今回のサミットで唯一、まだサービスを開始していないCAMPFIRE。ITのビッグネーム、家入一真氏が突然ソーシャルレンディング参入を表明した昨年より、期待値がどんどん高まっている印象です。

このサミットでも、何かCAMPFIREの具体的なサービス内容が明かされるのではないかという期待を抱いた方は少なくないでしょう。

残念ながら具体的なことは明かされませんでしたが、夏前にファンドをスタートさせたいとう展望は間違いないようです。

ソーシャルレンディングへの参入の理由は、購入型では集まる資金のπが少ないからとのこと。地方を回るうちに、資金調達の可能性が高いソーシャルレンディングが必要だと強く感じるようになったと語る家入氏。若者をターゲットにするのが得意なこともあり、他業者とは違ったアプローチが期待できそうです。

各業者の印象

プレゼント各業者の現状を聞いて、堅実運用派の業者の人気が上がっているという印象を受けました。投資初心者が多いためか新しいサービスを試す人の割合が大きいためか、担保有、不動産ファンドが特に人気のようです。

特に、オーナーズブックの徹底したリスク回避は見事でした(上画像参照)。専門家の目利きによる優良案件でローリスクを追求する姿はスペシャリストそのものです。

他業者も含め、こういったサミットに顔をだすことが第一に信用を高めるのでしょう。出席したどの業者も投資するに値すると強く感じます。

投資家体験談

ここからはソーシャルレンディングで投資をやっている投資家の方の話です。

中田健介氏

けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記を運営している中田氏。ファンドを選ぶ際の注意点として、以下を挙げていました。

  • ・運営者、実績がしっかりしているか
  • ・利回り
  • ・投資対象が重複していないか

逆に言えば、これくらいしか気を付けることがないと話す中田氏。たしかに、ソーシャルレンディングは投資すると放置、あとは毎月の配当を待つだけなので、非常に簡単です。

いかに易しい投資かという事を話されていました。

藤田哲文氏

ソーシャルレンディング赤裸々日記を運営しているファイアフェレットこと藤田氏。

当サイトでも氏に寄稿して頂いております。

AQUSHで損失を被った過去や、FX等で大損失を被った過去も「赤裸々」に語っていただいた藤田氏。

課題として、情報開示の少なさを挙げていました。たしかに、ソーシャルレンディングの一番のデメリットは投資先ファンドの情報が金融庁により制限されていることにあります。

これは政府の法改正を待つか新しいやり方を模索するしかありません。

2人ともに共通して、株式投資、FX等の変動が大きい投資に向いていなかったと話されていました。性格は真逆の投資方法ですから、ソーシャルレンディングに向いている人がハイリスク投資に向いていないというのも頷けます。

パネルディスカッション

投資家体験談のあとは再び業者の代表者が登壇し、テーマをもとにディスカッションが行われました。

ソーシャルレンディングの急成長の理由

ここでは主にソーシャルレンディングが今後どのようになっていくか、展望がディスカッションされました。フィンテックの規模成長からそのフィンテックを牽引するソ−シャルレンディングが注目され、さらに家入氏のようなインターネット界のビッグネームが参入することで、投資家層だけでなく、インターネット住民層にも浸透してきたイメージがあります。

より個人が活躍できるITインフラ発達の背景とソーシャルレンディングの属性がぴったりマッチしたという印象です。登壇された各業者もそれを強く感じているようでした。

ソーシャルレンディングの課題

ソーシャルレンディングの課題では、急成長するが故にユーザーサポートが追いつかなくなる危険性が語られました。

たしかに、人気のファンドは現状数分で満額になりますし、この先元本割れ、貸し倒れが永遠に起こらない、なんてこともないでしょう。そういった点で、よりユーザーにきちんとリスクも認識してもらうこと、投資のチャンスを少しでも平等化することは、運営業車だけでなく、我々のような情報サイトやブログも努めるべきところかもしれません。

また、最近のラッキーバンクへの金融庁の検査についても言及されました。金融庁は投資家保護を最優先しているため、案件、投資家情報、資産管理が徹底されているかの検査に入ることがあるようです。ラッキーバンクは少人数の会社ですし、急成長に管理が若干追いつかない状況があった、ということです。しかし、2月は通常どおりの運営に回復しており、特に信用に傷がついた、なんてことはありません。

ソーシャルレンディングの今後

ソーシャルレンディングの今後の展望では、より多くの人に浸透するにはどうすべきかについて積極的な討論が繰り広げられました。リート(投資家から集めた資金を使って不動産を購入し、その不動産から得られた家賃収入や売却益を利益として投資家に分配する投資商品)の規模拡大に比例してソーシャルレンディングもより拡大していくだろうという展望、また政府の後押しもあり得るというポジティブな未来が展開される予測です。

質疑応答

最後の質疑応答では、投資家から鋭角な質問が飛んでいました。

なかでも、地方ではパチンコが繁盛しており、お金に余裕がある中年層もたくさんいるので、地方にこそソーシャルレンディングを広げるべきという意見にはただただ頷くばかりでした。まだ新しいサービスなので都市部での浸透が優先でしょうが、地方での浸透があればよりイメージは変わるでしょう。

こういったカンファレンスを地方でやれてこそ、メジャーな投資といえるでしょう。

他にも、数分で終了してしまう人気案件への救済措置の要望も出されていました。

ソーシャルレンディングサミットを終えて

サミットを終えてまず感じたのは、各業者とも、ソーシャルレンディング業界としての未来を見ていたということです。ソーシャルレンディングに対する世間一般のイメージが良くなることが自社にとっても最も良いこと、という信条が共通して見られ、そのため下手に危険な運用はできない、という暗黙の協力のようなものを感じました。

こういった真面目に運営されている業者がカンファレンスに出席してしっかりと説明することで、より信頼性のあるサービスに発展していくでしょう。

最後に、個人的に各業者のプレゼンを聞いて投資してみたいと思った業者を書いておきます。あくまでも個人の投資スタイルや性格に基づいているので、参考程度に、ですよ!

1、オーナーズブック

堅実運営が目を引きました。私が堅実派というのもありますが、まずは利益の信用がおける会社でしょう。

2、ラッキーバンク

LBIリアルティの設立、担保、利回り、ファンドのバランスが最も良いなという印象です。人気ファンドが多いので、こまめな情報チェックが必須ですが。

3、クラウドクレジット

ポートフォリオの割合は多くなくとも、やはりハイリターンは魅力です。ファンド選びは重要ですが、投資の価値は大ありですね。

4、maneo

最大手。実績も問題なしです。いうまでもない、という理由もあり4位で。(というか番外です)

5、TATERU FUNDING

新しいので実績はないですが、こちらも数分で満額になる超人気業者。リスク対策もかなりしっかりしており、安心して投資できます。現状口座を持っていないので5位です。

番外、CAMPFIRE

これはかなり期待大です。若者をターゲットに新しい見せ方をすると思いますので、家入氏のいう夏前にファンドスタートの目標通りに進めば、すぐに投資チャンスが到来しますね。

ソーシャルレンディングサミット、かなり濃い内容だったのではないかと思います。次回に期待するとともに、地方開催にも期待ですね。

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