提出はいつまで?クラウドファンディングでマイナンバーが必須に
提出はいつまで?クラウドファンディングでマイナンバーが必須に

もう皆さんの手元には、マイナンバーが届いていますよね。ただこのマイナンバー、届いたはいいが使い道が全く分からなかったり、未だに全く使用するだけでなく持ち歩いたこともないという方も多いのではないでしょうか。
これまで今一つ使い道の分からなかったマイナンバーですが、クラウドファンディングで投資を行う方には絶対的に必要なものとなってしまったんです。
なぜならこのマイナンバー、各クラウドファンディング業者で口座を開設する際や、取引を行う際に提出することが義務付けられてしまいました。
「何で今更?」と思っている方もいるとは思います。そこで今回はなぜクラウドファンディングを行う際にマイナンバーが必要となるのか、また各クラウドファンディング業者によってマイナンバーを提出するタイミングも違うので、その辺についてまとめてみました。
目次
なぜマイナンバーが必要となったのか
これまでマイナンバーを使ったことすらなかったのに、なんでこのような場面で必要となるのかと思われた方も多いでしょう。
実際に私もマイナンバーカードを受け取ってはいますが、これまで全く使用したことがなく、「なんとなーく身分を証明できるもの」とくらいにしか思っていませんでした。
クラウドファンディングで口座を開設するためには、身分証の提示が必要とはなりますが、そこは免許や保険証などでも登録を済ませることもできます。ではなぜ身分証とは別にマイナンバーの提出も必要となったのでしょうか。
マイナンバーが必要な理由

単純にマイナンバーが必要となった理由としては、「国が法律で決めてしまったから。」というしかありません。所得税法第225条というやつによって、マイナンバーの提出が必須となりました。
金融商品取引業者や証券会社等は税務署に支払調書を提出することが法令で義務付けられています。
所得税法第225条に基づく支払調書作成において、お客様のマイナンバーを記入することが義務付けられているため、当社に口座を開設されているお客様はマイナンバーをご登録していただく必要があります。
こちらはクラウドファンディング業者の中でも最大手のmaneoに記載してあるものを引用させていただきました。
このように各業者が税務署に支払調書を提出するために必要となってくるんです。投資家1人1人のマイナンバーを提出なんで、かなり膨大な量過ぎて大変そう。私だったら直ぐ音を上げますね(笑)
まあそのような理由でマイナンバー提出は必須のものとなっていたんです。
提出の期限について

すでに口座を開設していてマイナンバーを提出していない方も、実際にはたくさんいるはずです。
そのような方たちは一体いつまでにマイナンバーを提出しなければいけないのでしょうか。
実は現状でマイナンバーの提出が義務化されているとはいえ、業者によってはマイナンバー提出を促す連絡すらしていない業者も存在します。
一体なぜなのかというと、マイナンバーの提出期限は2018年末までと猶予をとられており、かなり急ぎという訳ではないため業者も投資家を急かさない形でマイナンバー提出を促していくのでしょう。
ただ猶予はあると言っても、出来るだけ早くに提出するに越したことはないです。
万が一、マイナンバーの提出を忘れていて2019年に突入してしまった場合、最悪は投資を行えなくなる可能性があります。
マイナンバーのどの部分が必要?

マイナンバーの提出は、口座開設時に本人確認確認書類を送付したようにアップロードなどで対応している業者がほとんどです。
必要な部分としては、このように表記されています。
マイナンバー確認書類の画像(表面、裏面)は以下のいずれか1点をご提出ください。
※カード型のマイナンバーの場合は、裏面に記載がない場合も必ず両面をアップロードしてください。
- ・顔写真なしのマイナンバー(通知カード)
- ・顔写真ありのマイナンバー(個人番号カード)
- ・住民票の写し(マイナンバー付き)
必要な部分に関してはどの業者も同じと考えておいてよいでしょう。口座開設の際に1つ提出用の画像を持っておくのも便利かもしれませんね。
どのタイミングで提出すれば?各業者まとめてみた
現状マイナンバー提出のタイミングはバラバラとなっています。口座開設の段階で必要な場所もあれば、投資を行う前に必要な業者も。
はっきり言ってわかりずらかったので現時点(2016/02/22)でのマイナンバー提出のタイミングをまとめてみました。
マイナンバー提出のタイミングごとで分けてみた
口座開設時にマイナンバーが必要 |
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オーナーズブック |
スマートエクイティ |
SBIソーシャルレンディング |
投資家申請後、任意のタイミング |
maneo |
LCレンディング |
ガイアファンディング |
さくらソーシャルレンディング |
アメリカンファンディング |
グリーンインフラレンディング |
スマ―トレンド |
クラウドリース |
クラウドバンク |
ラッキーバンク | 現状いつ提出か不明 |
みんなのクレジット |
クラウドクレジット |
ファンディーノ |
現状はこのような状態となっています。基本的にまだ強制的に提出しなければならないところはほとんどありません。
しかし法律で決まってしまったことなので、マイナンバーの提出は忘れないうちに早めに済ませておくとよいでしょう。